タイムリーな絵本の紹介をと思いつつ、子供の日も母の日も過ぎてしまい、あれよあれよと言う間にもう5月も終わりに近づいてしまいました。
絵本といえば、誰にもお気に入りや、懐かしい、はたまた思い出がある一冊があるかと思うのですが、私にも偶然の巡り合わせで手にした一冊があります。
一番最初は、息子がキンダーガーデンに通っていた時のこと。絵本が好きになるように、毎週金曜日になると2—3冊クラスの文庫から先生が選んだ絵本が入った封筒を持って帰ってきていました。知らない絵本がたくさんあり、毎週その封筒をとても楽しみにしていました。
そんな中で、今までの絵本にはない斬新な発想にとても印象に残った一冊がありました。ただ、他にも面白い絵本がたくさんあり、またいつでも読めると特別そのタイトルを記しておくこともしませんでした。
いよいよ息子も小学校を卒業する時になり、どうしてももう一度あの絵本が読みたくなり、当時のキンダーの先生に聞いてみたのですが、そんな絵本があったかしら、、、と探せず、教室で勝手に探しても良いからと言ってくださったのですが、見つけられませんでした。地元の図書館で聞いてみてもわからないと言われました。
一体どんなタイトルだったんだろう、、、、。それから月日が流れ、もう忘れかけていたある日、日本の教会でピアノを教えている遠い親戚から、毎年送られてくるクリスマスカードの中に教会新聞のような小冊子が入っていました。いつもは手にとって見入ることもないのですが、その時はなぜか中をペラペラ、、「あーーー、もしかして!!」心踊った瞬間!
それは、マックス 、 ルケードという牧師さんが書かれた「たいせつなきみ」という絵本でした。
「木でできた小人達が、ほめたい人には金のお星さまシールを、できの悪い人には、灰色の丸のだめシールを貼るということに夢中になっている村がありました。」
この始まりがとても強烈だったのを覚えています。だめシールばかりをペタペタ貼られているパンチネロは、ある日、、、。
「You Are Special」と題名もわかり、図書館で検索してやっと再び手にとる事が出来ました。
初めて読んだ時のような衝撃はありませんでしたが、(もう結末を知っているので)こんな形でアメリカで出版された絵本が、翻訳版情報からまた再び手にとる事ができるという、この巡り合わせに感激したものです。
お話紹介ではなくて恐縮ですが、「あーー、タイトルは思い出せないけど、もう一度あの絵本読んでみたい!」という一冊が皆さんにもありませんか?
因みに、「たいせつなきみ」は、「どうして自分はこんな風にしかできないんだろう、、、」と落ち込んだ時に元気になれる、大人にもメッセージが届く絵本です。
では、皆さん引き続きお元気で、もうひと踏ん張りしましょう!



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